どうして昔はキッザニアがなかったの?早期退職してもう一度仕事を選ぼう!

2018-08-02

いろいろな職業のイメージ

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

福岡のローカルテレビのニュースで「おしごと体験教室」という、子供の職業体験について紹介していました。

福岡県職業能力開発協会が主催しており、板金屋、庭師、鉄筋屋、左官、とび、大工、たたみ屋、調理師、洋裁師、印刷屋、和裁士、塗装屋、建具屋、空調設備屋、お菓子屋、お花屋、はんこ屋、時計屋、計18種類の職業から選べるようです。

職業体験といえば、100種類もの職業を体験できる、キッザニア東京が有名ですが、最近では、小規模ながら、地方自治体でも、開催されるようになってきました。

「おしごと体験教室」の開催案内を見ると、次のような趣旨説明がありました。

我が国では、若者のものづくり離れ、技能離れが問題となっておりますが、その背景には、進学を優先させる風潮の中で、子どもたちが、ものづくりに触れる機会に乏しいまま成長してしまうことが原因の一つと考えられます。 「おしごと体験教室」は、小学生に製造業や建設業を中心とした職業を疑似体験させることにより、働くことの意義や仕事の楽しさを経験させ、自分の将来の職業ついて考える機会を与えることを目的として実施します。見て、触れて、感じて、学んでください。

素晴らしいですよね!この考えに大賛成です。

でも、どうして、私たちが子供の頃は、こんなに素晴らしい、職業体験がなかったのでしょうか?

良い学校に入って、良い会社に入れば良かった?

昔から、親は子供に、「一生懸命に勉強して、良い大学に行き、良い会社に入りなさい」と、教えてきたと思います。

確かに、まだやりたいことが決まっていない子供なら、勉強して良い学校に行くことが、将来の選択肢を増やせることになるので、今でも通用する教えかも知れません。

しかし、昔は、その教えを守ることで、本当に子供は幸せになれたのです。高度成長期の一流企業、大企業に入れば、良い給料がもらえ、退職まで安定、安心が保障され、高額な退職金で、一生お金に困ることもなかったでしょう。

私たちが子供の頃は、まさに高度成長期であり、「何をする」ではなくて、「どの会社へ入る」ことが、幸せな一生を手に入れる、確実な条件だったのです。

正直言って、学校を卒業したときの私は、学部の主任教授から紹介された企業一覧だけが、自分が知り得る職業、職種のすべてだった気がします。すすめられる企業一覧から、入社する会社を選んでしまいました。

選択肢を持たない中で、本当にやりたいことを、真剣に考えることもできずに。

今なら、どんな職業に就きたいですか?

会社に35年間勤めて、さすがにいろいろな職業、職種を知りました。まったく名前も知らなかった会社が、実は世界一の技術を持ち、ずっと成長を続けている例など、学生時代には知らなかった、素晴らしい仕事が、この日本にあることを知りました。

もし今が、学校を卒業する時だったなら、もっと自分がやりたいことを真剣に考え、会社を選んでいたと思います。

35年前に真剣に考えなかった自分が悪いわけで、いまさら言っても仕方ないのですが、今の子供たちのように、職業体験ができる時代に生まれたかった気もします。

皆さんは、今だったら、どんな職業、職種に就きたいですか?本当にやりたいことは、見つかりましたか?

ところで、大人になった私たちでも、これから新しい職業を「体験」することができるのでしょうか。もしできるなら、体験した上で、本当にやりたいことを、見つけられるかも知れません。

まとめ

仕事旅行社というところがあり、ここでは、仕事旅行、おためし転職というサービスが提供されています。

仕事旅行は、短期の職業体験サービス。伝統のものづくり仕事から、新しいスタイルのオフィスワークまで、様々な仕事場を旅するように訪問できます。実際に「やってみる」ことで、知識にとどまらない気づきや実感、共感が得られます。憧れの仕事を覗いてみたいという、好奇心での参加も歓迎とのこと。

おためし転職は、本当にやりたい仕事との出会いを提供する転職サービス。まずは「おためし」として仕事を体験することで、"自分目線"の転職活動を行うことができます。転職サイトなどに求人情報が出にくい「ものづくり」「職人」の仕事、小さいながらもキラリと光る個性派企業の求人が多いところも特長とのことです。

なんだか、大人版キッザニアみたいで、素敵でしょう。

本当にやりたいことが見つからない、見つけたけれど、不安もあるので、一度試しに働いてみたい。そんな気持ちがある方は、一度覗いてみませんか?

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