『50歳からの人生がもっと楽しくなる仕事カタログ』仕事を選び早期退職!

2018-09-14

起業のアイデア

50歳を過ぎてから起業するって勇気が要りますよね。

そもそも、どんな仕事を始めれば良いのか、見当もつかないかも知れません。

この投稿は、そんな方を少しだけ応援できるものになっています。

なぜなら、様々な職業で起業した人の事例がたくさん載った本を紹介するからです。

一人で考え込んでいても、なかなか前に進むことはできません。

起業に成功した人の事例を見て、自分に置き換えて考えれば、良いアイデアが浮かんでくるかも知れません。

この投稿を読み終えたら、早期退職して起業することが、ぐっと身近に感じられると思います。

『50歳からの人生がもっと楽しくなる仕事カタログ』を読みました

今回、片桐実央さんの著書『50歳からの人生がもっと楽しくなる仕事カタログ』を読みました。

シニア起業に「ゆる起業」と命名し、7,000件を超えるシニアからの起業相談に対応した片桐さんが、いろいろなケースに分類して、起業の実例を紹介しています。

50歳ともなると、第二の人生というものが視野に入ってきますよね。

各人の家庭環境、経済状態によっても異なるでしょうが、人生100年時代と言われる今、これからも「働く」ことを考える人が多いでしょう。

再雇用、再就職、それとも起業。大きく3つの選択肢がある中で、起業を選ぶシニアが増えています。

収入、やり甲斐という観点から、再雇用、再就職に魅力を見いだせず、一生続けられる仕事で起業したいと考える人が多いのです。

定年を待たず、在職中から準備を始め、早めに次のステージへ向う人も少なくありません。

できること、やりたいこと、お金になることが重なれば起業は成功

この本には、30数種類のケースに分かれた、100を超える職業と起業した人の実例が載っています。

眺めていくと、興味がある職業、自分にもできそうというものが、いくつか見つかりますが、そもそも皆さんどうやって決めたのでしょう。

片桐さんは、起業した人から話しを聞き、次の3つの円が重なる部分で起業すると、成功する可能性が高いと言います。

  • できること:他人より「得意」、知識、スキル、ノウハウ
  • やりたいこと:ずっとやってみたいと思っていたこと、好きなこと、夢
  • お金になること:世の中にニーズがあり、お金を払う人がいるか

自分ができること、好きなことで、しかも世の中にニーズがあれば、たしかにビジネスは成功するでしょうね。

しかし、この条件を完全に満たそうと頭で考えても、いつまでたっても前へ進めません。

シニア起業家の7割以上が、サラリーマン時代の経験を活かした仕事を選んでいます。まず、経験を活かせて、自分が好きなこと、やりたかったことで起業を考えましょう。

起業準備をしながら、どうやったらお金になるか考えていくのも、一つの方法だと思います。

事業主として独立起業する近道。フランチャイズ加盟という選択肢

いろいろ考えても、他人より得意なこと、知識、スキルが思い浮かばないことも。

それでも、事業主として独立起業したいと思ったら、フランチャイズ加盟という選択肢もあります。

すでに成功しているビジネスモデルで起業できるので、失敗のリスクは減りますよね。

これからの高齢化社会を考えると、高齢者向けの配食サービスチェーンなどは面白いですね。

通常、フランチャイズ加盟には、加盟金の準備、ロイヤリティの支払などが必要ですが、加盟金、保証金、研修費、ロイヤリティ、システム料が全て無料という配食サービスチェーンのあります。

初期投資を最小限に抑えられますので、挑戦しやすいチェーンだと思います。

ちなみにこの本では、フィットネスクラブ、学習塾、結婚相談所のフランチャイズ加盟事例が紹介されていました。

日本政策金融公庫の「女性、若者/シニア起業家支援資金」を活用しよう

一生懸命考えて起業しても、すべてが成功するわけではありません。失敗した事例も、沢山あります。

そのため、できれば初期投資は極力抑えたいところですが、考えついたアイデア実現のためには、どうしても投資が必要という場合もあるでしょう。

せっかくのアイデアを、初期投資ができずに諦めるのは残念です。

そんな時は、起業時の優遇措置がある制度を利用しましょう。

日本政策金融公庫には「女性、若者/シニア起業家支援資金」という制度があり、事業開始後7年以内の女性、35歳未満か55歳以上の人が利用可能です。

通常よりも低金利で、借りやすくなっています。

再雇用はモチベーションが上がらないし、再就職先を探しても、これと言ってやりたい仕事が見つからないあなた。

この本を読んだら、起業のアイデアが浮かぶかも知れません。

もし、本当にやりたいことが見つかったら、定年前から早速準備を始めましょう!

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