退職勧奨される前に希望退職、早期退職を検討すべき理由

あなたが勤める会社でも希望退職、早期退職の募集が始まっていますか?
もしかしたら希望退職の上司面談を受けた方もいるのでは。
「退職勧奨」って検索したら、辞めさせたい企業側、辞めたくない労働者側、双方の応援をする弁護士さんの記事でいっぱい!
いろいろな意見がありますが、結論から言うと退職勧奨されたら「前向きに辞める」べき。
本当は「勧奨」なんてされる前に辞めた方が幸せです。
退職勧奨とは何か?
新聞に「希望退職 許されざる勧奨」って記事がありました。
希望退職を募っている東芝の電子部品子会社。
そして、そこに長年勤める50代男性。
本人は辞めたくないのに、何度も何度も上司面談が行われて希望退職を勧めてくる。
これが退職勧奨の典型的なパターンです。
「それは違法ではないのか?」というのが新聞の論調。
でも違法かどうかの前に、希望退職を勧められているこの50代の男性にとって、そんなに価値がある会社なのでしょうか。
希望退職の募集だけならともかく『あなたはこの会社に必要ありません』とハッキリ言われても、会社に残ったほうが幸せでしょうか?
会社はあなたを必要としない


希望退職を促す上司は、対象者を何度も面談に呼び出します。
『経営環境は厳しい』
『君が活躍できる場は社内には無い』
『いま希望退職すれば退職金が増える』
『遠隔地への異動や全く異なる業務を担当させることもある』
それでも断り続けると、追い出し部屋と呼ばれる部署に回されることも。
新聞記事を読んでいるだけでも悲しくなります。
しかし、これが現実です。
本当に必要な人には会社も辞めろとは言いません。
会社に不要だから、辞めて欲しいから退職勧奨するのです。
私の技術、経験は誰にも負けないなんて思っていても、会社はそれを必要としていないのです。
退職勧奨を拒否しても不幸


退職するか否かを選ぶ権利は労働者にあります。
辞めたくないと言い続ければ、今の会社に残り続けることも可能でしょう。
しかし、あなたを辞めさせようとする会社の圧力も同じようにずっと続きます。
毎朝、目が覚めるたびに憂鬱な気持ちになります。
それでも今の会社に残った方が幸せですか?
自分は嫌だけど家族の生活、幸せのためには辞められない?
本当にそうでしょうか。
そんなあなたを見て、家族は幸せを感じることができますか?
もし精神的、肉体的に病んでしまったら取り返しがつきません。
また会社を提訴して勝ったところで、そんな会社に残りたくはないでしょう。
希望退職を勧める会社にしがみついても、誰も幸せにはなれないのです。
退職勧奨される前に早期退職!


私自身は役職定年が迫る55才の時、社内の早期退職制度に応募して翌年3月末で退職しました。
会社や上司に促される前に辞めて本当に良かったと思います。
何度も上司面談させられて嫌な言葉を浴びせられたら、酷く傷ついたことでしょう。
なぜなら、これまでの「自分」をすべて否定されるのですから。
退職金の上乗せなどの特典をつけて、いろいろな名称で希望退職を募る会社が増えています。
- 早期退職優遇
- 転職支援
- キャリアチェンジサポート
新型コロナウイルスによる業績悪化で、この動きは今後さらに加速するはずです。
こんな時には辞められないと考えるのではなく、退職特典がある今こそチャンスと前向きにとらえましょう。
人生はまだまだ続きます。