働くことの目的、それは人の役に立つこと。早期退職して挑戦しませんか?

2018-10-11

人助けをするイメージ

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

新聞に「お金で幸せになれる?」という記事を見つけました。

3名の方にお金についてインタビューしているのですが、その中のひとりが「スーパーボランティア」尾畠春夫さんでした。

以前の記事に尾畠さんのことを書きましたが、山口県の行方不明2歳児を無事発見したことで、一躍有名になった方です。

この時も、相手側に一切の負担をかけず、「社会に恩返し」の気持ちでボランティア活動に取り組む彼に感動しましたが、今回の記事でさらにその気持ちが強くなりました。

尾畠さんは79歳ですので、6歳の頃に終戦を迎えたと思います。小学5年生の頃に母親を亡くし、兄弟の中で彼だけが農家へ奉公に。

中学卒業後、別府と下関の魚屋で3年ずつ修行をし、神戸の魚屋へ。その後、東京でとび職をやりお金をためて、ついに29歳のとき別府に魚屋を開業します。

すごい苦労をされていますが、なんでもやってみること、挑戦してみることが大事だということを学んだそうです。

お金が好きです

相手側に一切の負担をかけずボランティア活動を続ける尾畠さん。

「お金に興味はないのですか?」と聞かれ、こう答えました

お金が好きです。世の中で3番目か4番目くらいに好きです。頂いたご恩をお返しするため、ボランティアをしたいので必要です。貯金はなく、月5万5千円の年金で生活していますが、やりたいことをやるのに足りるので十分です。1番大事なものは健康で、2番目は愛です!

尾畠さんにとって「働く」ということは、お金のためでもなく、自分のためでもないのですよね。

やりたいことをするためにお金は必要、決して目的ではなく手段として考えています。自分が裕福な暮らしをするためではなく、世の中に恩返しをするため。

お金、仕事に対する考え方が、とても明確です。

かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め

尾畠さんの好きな言葉は「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」。

何か人にしてあげると、「してあげた」という気持ちが残ったり、反対に人に何かしてもらったのに、しばらくすると忘れたり。

そんな私は、尾畠さんの好きな言葉を聞いて、とても恥ずかしくなりました。

好きな言葉というだけでなく、彼は人生でそれを実践しています。苦労した頃に出会ったすべての人々に感謝し、その世の中に恩返しするため、ボランティア活動を行います。

尾畠さんは、今の日本は幸せな国じゃないと言います。引きこもりや自殺者が多く、自分の意思ではなく、何かに動かされていると。

悩んでいる人に会うと「人生にはいろいろあるが、終わるまで楽しみましょうよ!」と声を掛けるそうです。

苦労を重ねて、彼は今、本当に人生を楽しんでいるのでしょう。

まとめ

尾畠さんの生き方は素晴らしいものですが、誰にでもできることではないですよね。

しかし、彼はボランティア活動など、社会の役に立つことで、人生に喜びを感じています。決して、苦労とは思わず、嫌な気持ちではない。

つまり「本当にやりたいこと」をして生きているのです。

これは私たちにも、できることではないでしょうか。

尾畠さんも、自分の意思ではなく、何かに動かされているのは幸せじゃないと言います。

本当にやりたいことを見つけ、一生続けられれば、私たちも彼のように、人生に喜びを感じられるはずです。

やりたいことを見つけたら、早期退職して挑戦を始めてみませんか。

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