稲田朋美氏が党総裁特別補佐に。本気でもう一度戦争をしたいのか!?

2018-10-04

軍用車に配置されたPAC-3

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

第4次安倍改造内閣が発足しました。

相変わらずというか、今回は特にパッとしない顔ぶれですね。お年寄りも多いような。環境相の原田氏なんかは「74歳で初入閣!」ってことがニュースになってましたね。

まぁ、大臣の方々には特に文句は無いのですが、「総裁特別補佐 稲田朋美」と聞いて、カチンと来ました。

昨年、国連平和維持活動(PKO)の文書管理をめぐり防衛相を辞任しましたが、稲田氏の国会答弁は無茶苦茶でした。

現地では「戦闘」が起きていたとしか思えないのに、しらばっくれて、最後は逃げるように辞任。何の責任も取っていません。

それなのに今回の自民党役員人事で、総裁特別補佐という怪しいポスト。まさに安倍首相の側近!って感じです。

こんな人を側に置くのは、よほど安倍首相と近い考えなのでしょう。

稲田氏は日本の「自衛隊」をどうしたいのか?

自民党の国防議員連盟に所属する衛藤衆院議員、稲田元防衛相、佐藤外務副大臣などが、官邸に安倍首相を訪ねました。

2030年頃から退役する航空自衛隊の戦闘機F2の後継機について、日本主導の国内開発に着手すべきとの決議書を手渡したのです。

理由は「国内開発が戦闘機の生産技術の伝承につながる」とのこと。

稲田さんは、マジで軍需産業を発達させたいのですね。国内の「武器メーカー」を総動員して、死の商人を目指しているのでしょうか?

総裁特別補佐への就任が決まった日、北朝鮮問題のシンポジウムで、さらに恐ろしい発言をしています。

ミサイル防衛で1発目のミサイルを撃ち落とし、2発目(が撃たれる)までに敵基地を反撃する能力を持っていない状況でいいのか

中国の軍事力拡大、北朝鮮の核問題などをうまく利用して、言いたい放題。

この発言を聞いて、あくまでも自衛力の強化と納得する国はありません。敵を攻撃する積極的な軍事力を保有するとしか映らないはずです。

やはり、稲田氏、安倍首相の本心は、中国にも負けないような「軍」を持つことだと感じます。

そして、もう一度戦争が起きても仕方ないと、真面目に考えているのではないでしょうか。

やはり、憲法9条は変えてはいけない

日本国憲法第9条には、以下の通り記されています。

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第二項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

「戦力の不保持」と「交戦権の放棄」。つまり「非武装中立」を宣言しているのです。

稲田氏が言うように、自前で最新型戦闘機を造り、敵を攻撃するミサイルを持てば、他国にとって、それは「武力による威嚇」と思われても仕方ないでしょう。

昔を知る人は、また日本は世界を相手に戦争を仕掛ける気か?と思うかも知れません。

やはり、日本は憲法9条を変えずに、「自衛隊は必要最小限度」の組織であることを、名実ともに示すべきです。

そもそも、森友、加計学園問題でのいい加減な文書管理、稲田氏が辞任する理由となった国連平和維持活動(PKO)における情報隠蔽。こんな政府に巨大な軍事力なんて制御できますか。

憲法9条という「たが」が外れたら、国民が知らないうちに彼らは暴走するでしょう。

まとめ

昨年の衆議院選挙で大勝し、今回の自民党総裁選でも勝ったことで、安倍首相は「国民の負託にこたえる」なんて言ってます。

この発言がとても多く感じるのは、安倍首相自身が、国民から信頼され任されていると、無理にでも信じたいのでしょう。

しかし、多くの新聞などで取り上げられている通り、国民の本当の意見が、選挙に反映されているとは言えません。

自民党支持率も内閣支持率も、半分にも達していないのが現実です。

これは、私たち有権者一人ひとりの問題です。

「人柄を信じられない」総裁が率いる自民党を、「他にないから」なんて理由で勝たせてはいけません。

他に良い政党が見つからないことも事実ですが、立候補者の公約を聞いて、応援できそうな「自民党以外の人」に投票しませんか。

与党と対立できる野党の数にしなければ、本当の民主主義は実現できません。