廃線が決まったJR夕張支線。早期退職し起業して地方を元気にしませんか?

2018-08-18

雑草が生えた線路跡

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

地方の鉄道路線、路線バスで、廃線、廃止の流れが止まりません。

島根県の江津駅と、広島県の三次駅を結んでいた、JR西日本の三江線が廃線となり、JR北海道でも、根室線の一部など、5路線を廃線とする方針です。

そんな中、JR石勝線夕張支線の廃線が決まり、少し寂しい気持ちになりました。

実は、北海道で炭鉱が盛んだった時に活躍した、北海道炭鉱鉄道室蘭線の支線が、夕張支線の母体です。

石炭を主力燃料とした時代、国家事業として敷設されたはずの鉄道ですが、炭鉱の閉山により、産業が無くなり、人が消え、鉄道を維持することが、困難になったのです。

私の父は、九州の炭鉱で働いていました。北海道と九州は、炭鉱で栄え、人が集まりましたが、閉山と共に、多くの人は去っていきました。

小学校の頃、同級生が一斉に転校し、寂しい思いをしたことを、今回の夕張支線廃線で、思い出したわけです。

赤字で廃線するのは仕方ないかも知れないが

昭和の終わりに国鉄が民営化され、JR北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州の6社が誕生しました。

しかし、国の支援を必要としない完全民営化を、早い時期に実現できたのは、JR東日本、東海、西日本の3社だけで、JR九州の完全民営化も、つい最近実現したところです。

30年以上経った今でも、JR北海道は赤字経営であり、先月、国土交通省が、2年間で400億円台の資金を投入することを発表しました。自力での経営再建は難しいと見ているためです。

そんな状況ですので、本来は必須の交通インフラと言えども、採算の合わないものを廃止することは、仕方のないことかも知れません。

鉄道が廃線になると、ほとんどの場合、各市町村が、住民の足としてバスを運行します。夕張市でも、JR北海道から、今後20年間の運行に必要な費用を受け取り、バスを走らせるようです。

しかし、ただバスを運行しても、乗車する人が増えるわけではありません。20年後にはバス路線も廃止され、高齢化により自分で車を運転できなくなり、住民の足は無くなるのではないでしょうか。

このままでは、過疎の町からさらに人が居なくなり、小さな町や村は消滅してしまうでしょう。

どんな田舎にも観光資源は存在する

私の父が勤めていたのは、三井系の炭鉱でしたが、かつて筑豊随一の規模を誇った、三井田川鉱業所伊田竪坑の跡地に、田川市石炭・歴史博物館があります。

私も訪れたことがありますが、当時使われていた立坑櫓(たてこうやぐら)も残されており、なかなかの迫力です。

また、構内の様子を描いた、山本作兵衛さんの絵は、日本で初めてユネスコ世界記憶遺産に登録されたものです。

実は、夕張市にも、夕張市石炭博物館があり、今年4月のリニューアルオープン後は、2万人を超える観覧者が訪れています。

構内に実物の坑道が残っており、石炭の鉱脈を直接見れるそうで、それはすごい迫力でしょう。

のどかな景色を楽しめる、昔ながらの汽車に乗り、小さな町の石炭博物館を訪ねる。

そんなノスタルジックな気分を味わえる「観光メニュー」を作れたら、都会からも人が訪れ、鉄道の廃線はなかったかも知れません。

まとめ

地元では「当たり前」でも、他県や海外から見たら、貴重な価値があるものを見つけましょう。そして起業し、地域貢献しましょう。

過疎化して、JRの路線廃止が心配される土地。そんな地方に、人を呼べるアイデアがあれば、楽しいと思いませんか。

もし、自分が本当にやりたいこととして、地域貢献がしたいなら、そんなアイデアを活かした起業も良いでしょう。

東京だけに人が集まる日本は、つまらないです。

早期退職し、移住、そして起業して、死ぬまで暮らせる、元気な田舎を作りませんか。

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