『定年後に夫婦仲良く暮らすコツ』夫婦の会話が全てを救う!

2018-07-02

夫婦喧嘩

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

今回、清水義範さんの著書『定年後に夫婦仲良く暮らすコツ』を読みました。

夫が定年退職し、毎日家に居るようになると、病気になってしまう奥様がたくさんいるそうです。

「主人在宅ストレス症候群」と呼ばれており、夫婦二人だけの時間、空間が妻に多大なストレスを与え、うつ状態、高血圧などの様々な症状を引き起こすとのこと。

サラリーマンを勤め上げ、やっと家でゆっくりできると思ったら、奥さんがストレスで病気になる・・・。

定年だけではなく、早期退職して在宅で仕事を始めたときにも当てはまることです。

どうすれば防ぐことができるのでしょう。

主人在宅ストレス症候群の発症原因は?

奥様が「主人在宅ストレス症候群」を発症する夫婦の特徴があるそうです。

夫の特徴

  • 仕事が生きがいである
  • 休みの日は家でゴロゴロしている
  • 「妻は夫に従うべき」という古い価値観を持つ

妻の特徴

  • 夫に対して強くものが言えない
  • 親身になって相談に乗ってくれる人がいない
  • ストレス発散になるような趣味がない

そして、夫婦の会話が少ないという共通点があります。

こんな夫婦が、夫は仕事から、妻は子供から開放されて、二人だけで暮らし始めると・・・。

確かにストレスで病気になりそうですね。

誰もが人生の主役

「俺が一家を養っている大黒柱だ。妻が家事をして夫に仕えるのは当然」と考えている男性は、いまだに多いのではないでしょうか。

しかし、当然のことですが、夫も妻も、子供も、ペットの犬だって、自分自身が人生(ペットの犬なら犬生?)の主役です。

たとえ誰かに仕えていたとしても、個々人が自分の人生の主役であり、自分の考えで生きたいわけです。

夫から「風呂」、「めし」、「寝る」と言われて、お風呂にお湯をいれ、ご飯の準備をして、布団を敷く。そんな暮らしをすれば、妻が病気になるのは当然ですね。

どうすれば解決できるのでしょう?

奥様が「主人在宅ストレス症候群」にならず、楽しく二人で暮らすためには、何が必要なのでしょう。

まず大事なことは、夫婦は主従関係ではありません。お互いを「パートナー」と認め、敬意を払うことです。

具体的には、お互いの行動に対して、「ありがとう」という感謝の言葉を言うのです。

食事のあとに、お茶をだしてくれたら「ありがとう」。電球の取り替えをしてくれたら「ありがとう」。

ちょっとしたことでも、お互いに感謝するタイミングはたくさんあります。

感謝の言葉を伝えると、そこから自然に会話を始めることもできます。

まとめ

この本を通じて勧められていることは、とにかく会話を持つことの重要性です。

感謝の言葉でも、朝の挨拶でも良いので、お互いが声をかけて、会話が盛り上がれば、ふたりとも健康に過ごせることでしょう。

奥様から「今日は何が食べたい?」と聞かれ、「なんでもいい」なんて答えていませんか?

それでは会話になりません。

忙しくても、ちゃんと考えて答える癖をつけましょうね。