『定年後に夫婦仲良く暮らすコツ』夫婦の会話が全てを救う!

定年前後の皆さん、こんにちは。
皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。
今回、清水義範さんの著書『定年後に夫婦仲良く暮らすコツ』を読みました。
夫が定年退職し、毎日家に居るようになると、病気になってしまう奥様がたくさんいるそうです。
「主人在宅ストレス症候群」と呼ばれており、夫婦二人だけの時間、空間が妻に多大なストレスを与え、うつ状態、高血圧などの様々な症状を引き起こすとのこと。
サラリーマンを勤め上げ、やっと家でゆっくりできると思ったら、奥さんがストレスで病気になる・・・。
定年だけではなく、早期退職して在宅で仕事を始めたときにも当てはまることです。
どうすれば防ぐことができるのでしょう。
主人在宅ストレス症候群の発症原因は?
奥様が「主人在宅ストレス症候群」を発症する夫婦の特徴があるそうです。
夫の特徴
- 仕事が生きがいである
- 休みの日は家でゴロゴロしている
- 「妻は夫に従うべき」という古い価値観を持つ
妻の特徴
- 夫に対して強くものが言えない
- 親身になって相談に乗ってくれる人がいない
- ストレス発散になるような趣味がない
そして、夫婦の会話が少ないという共通点があります。
こんな夫婦が、夫は仕事から、妻は子供から開放されて、二人だけで暮らし始めると・・・。
確かにストレスで病気になりそうですね。
誰もが人生の主役
「俺が一家を養っている大黒柱だ。妻が家事をして夫に仕えるのは当然」と考えている男性は、いまだに多いのではないでしょうか。
しかし、当然のことですが、夫も妻も、子供も、ペットの犬だって、自分自身が人生(ペットの犬なら犬生?)の主役です。
たとえ誰かに仕えていたとしても、個々人が自分の人生の主役であり、自分の考えで生きたいわけです。
夫から「風呂」、「めし」、「寝る」と言われて、お風呂にお湯をいれ、ご飯の準備をして、布団を敷く。そんな暮らしをすれば、妻が病気になるのは当然ですね。
どうすれば解決できるのでしょう?
奥様が「主人在宅ストレス症候群」にならず、楽しく二人で暮らすためには、何が必要なのでしょう。
まず大事なことは、夫婦は主従関係ではありません。お互いを「パートナー」と認め、敬意を払うことです。
具体的には、お互いの行動に対して、「ありがとう」という感謝の言葉を言うのです。
食事のあとに、お茶をだしてくれたら「ありがとう」。電球の取り替えをしてくれたら「ありがとう」。
ちょっとしたことでも、お互いに感謝するタイミングはたくさんあります。
感謝の言葉を伝えると、そこから自然に会話を始めることもできます。
まとめ
この本を通じて勧められていることは、とにかく会話を持つことの重要性です。
感謝の言葉でも、朝の挨拶でも良いので、お互いが声をかけて、会話が盛り上がれば、ふたりとも健康に過ごせることでしょう。
奥様から「今日は何が食べたい?」と聞かれ、「なんでもいい」なんて答えていませんか?
それでは会話になりません。
忙しくても、ちゃんと考えて答える癖をつけましょうね。