『生涯未婚時代』コスパは悪い結婚。でも、やっぱり二人は楽しいよ!

2018-09-02

「未婚」にチェックした紙

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

今回、永田夏来さんの著書『生涯未婚時代』を読みました。

国勢調査で報告される数字に「生涯未婚率」というものがあります。

厳密に言うと、一生結婚しなかった人の割合、ではありません。

45歳から49歳、および50歳から54歳における、未婚率の平均値から、50歳時点での結婚経験がない人を、計算したものが生涯未婚率です。

最新調査である2015年には、男性23.4%、女性14.1%と過去最高の結果になりました。

原因として考えられるのは、結婚を人生設計に組み込まない若者が出てきたこと、そして、結婚経験を持たない中高年が増えたことです。

パートナーを持つことは煩わしい、一人で生きられるし、その方が気楽ということでしょうか。

結婚とコストパフォーマンス

ある程度の年齢になって結婚しない人で「結婚するとなれば、いろいろ大変じゃないですか」と言う人がいます。

妻子を養う責任や教育費の負担、親族が増えることへの煩わしさ、生活を変えることに対する不安、たしかに「いろいろ大変」ですね。

「結婚はコスパが悪い」とは言わないまでも、結婚するとトータルで損をするという感覚は、多くの人にあると思います。

昔のイメージでは、心安らぐ場所だったはずの家庭が、現在では、さまざまな問題に巻き込まれる原因になっており、そこにはリスクを感じるでしょう。

たとえば、子供の養育、親の介護などには、お金と時間がかかりますし、万が一離婚となった場合も、手続き含めて面倒です。

つまり、コストパフォーマンス、経済的合理性という観点では、結婚は良い選択肢ではないかも知れません。

結婚の良さって、いったい何でしょうね?

人の役に立てること、一緒に喜べること

以前の記事で、行方不明になった2歳児を発見した、78歳のボランティアについて書きました。

ボランティアの彼はインタビューで「喜んでくれる人の顔を見るのが、自分も一番喜びを感じる」と言っていました。

人は、他人の役に立った時、自分のこと以上に喜びを感じます。

お客様や上司からの、「ありがとう」というたった一言で、報われたと感じたことが、きっと皆さんにもありますよね。

また、何かが出来た時、やり遂げた時、一人で喜びを噛みしめることも出来ますが、やっぱり二人で喜びあった方が、嬉しさも倍増です。

一緒に喜べる相手がいるってことは、間違いなく結婚、同棲の良いところです。

まとめ

私は離婚、再婚を経験しましたので、結婚の良いところ、嫌なところを、人並みには判っていると思います。

とくに40代、50代になってくると、「やっぱり一人は寂しい」と思うこともあるでしょう。

結果的に、結婚相手になっても、パートナーとなっても良いと思いますが、一度、そんな人を探してみませんか?

やっぱり、二人のほうが楽しいですよ。