『定年後 50歳からの生き方、終わり方』早期退職し将来の準備を始めよう

2018-06-30

暇つぶしに公園を散歩する中年男性

会社に通いながら、定年後のことを考えることも増えたのではないでしょうか?

サラリーマンしかやってこなかった人は、定年後に何をするか悩ましいところですよね。

この投稿は、そんなあなたの頭の中を、少しはスッキリ整理してくれるものです。

なぜなら、「男性」+「サラリーマン」は、定年後に一番問題を抱えてしまう組み合わせということがハッキリわかるからです。

サラリーマン時代よりも長い定年後の時間を持て余さないためには、早めに動くことが大事です。

場合によっては早期退職も選択肢に入れるべきです。

この投稿を読み終えたら、あなたは何かの目標を決めて準備を開始することでしょう。

『定年後 50歳からの生き方、終わり方』を読みました

今回、楠木 新さんの著書『定年後 50歳からの生き方、終わり方 』を読みました。

定年後の暮らし方について、何の準備もせずに定年を迎えることは、とても危険な状況を招きます。

とくに仕事一筋で生きてきた男性サラリーマン、しかも都市部に暮らす人には、その状況に陥る可能性が高いのです。

女性と、地方に暮らす人は定年退職後も大丈夫!?

会社を辞めた直後から、何をして過ごせばよいのか困ってしまう男性サラリーマンはとても多いようです。

仕事一筋、会社は人生そのもの、という生き方を何十年も続けてきたので、はい!今日から自由ですよ!と定年の翌日に言われても、何をしたらよいのか判りません。

スマホ片手に公園を散歩したり、朝一番から図書館に行ったり、ファミレスに行ったり。それでも、一日はなかなか終わりません。

挙句の果ては、家でテレビの前に座り続け、奥様から「粗大ごみ」扱いされるわけです。

ところが、女性は現役時代から、仕事だけでなく、家事、子育て、食べ歩きなどを継続してできているので、定年を迎えても困りません。

また、男性でも、地方で暮らしている人は、地元の消防団など地域に関わっている人が多いので、定年後も継続することがありますが、都市部で暮らす人は地域との関りが薄く、やるべきことが見つかりません。

定年退職後の自由時間は8万時間!

仮に60歳で定年退職して、その後、25年間生きた場合の自由時間を計算してみましょう。

60歳から74歳までの15年間は、睡眠、食事、入浴などの時間を除いた11時間を自由時間として、75歳からの10年間は、治療や介護を受ける可能性が高いことから、半分の5.5時間を自由時間とします。

そうすると、定年退職後の総自由時間は、11時間×365日×15年+5.5時間×365日×10年で、ほぼ8万時間になります。

一方、厚生労働省の資料にある総実労働時間は、21歳から60歳まで40年間勤めても8万時間に満たないのです。

つまり、長いサラリーマン生活での労働時間以上の自由時間を、定年後に過ごす必要があるわけで、やりたいことが決まっていないと、それは苦痛でしかないでしょう。

50代サラリーマンが生き方を変えるには3年必要

新たなことに取り組んで、サラリーマンとは違う立場を得るためには、試行錯誤も必要なことから、一般的には3年かかるそうです。

転職してサラリーマンを続けたとしても、新しい職種、職場に馴染むまでには、やはり同じような時間が必要でしょう。

つまり、定年後から準備を始めるのではなく、最低でも定年の3年前からは次のステップに向けてスタートしておく必要があります。

また、当然ですが、50歳で新たな準備を始めたほうが、60歳で準備を始めるよりも、若さによるエネルギーもありますし、選択肢も増えます。

定年後の暮らし方がイメージできない人は、今すぐ行動開始!

あなたは、今、会社の仕事以外で、一生続けられる「やりたいこと」がありますか?

地域との関わりを持っていますか?

もし、どちらもないのであれば、今すぐに次のステップに向けた準備を始めましょう。

早すぎるということはありません。今日という日は、残りの人生の最初の日です。

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