後輩の上司を素直に受け入れた時が、早期退職する絶好のチャンス!?

2018-10-15

後輩の上司と握手する

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

ところで、皆さんの上司は、皆さんの先輩ですか? それとも同期、後輩ですか?

私は20歳から55歳まで、35年間同じ会社に勤めましたが、48歳の時に社内で部署の異動をしました。

異動先の上司も上位上司も、入社では私の後輩で、初めて「後輩の上司」を経験したわけです。

社内では若くして出世した人も多くいたので、後輩が上司になることは、別に珍しいことではありませんでした。

私自身も、あまり嫌な気分にもならなかったと記憶しています。これまでの部署と変わったので、あまり面識が無かったからかも知れません。

しかし、お互いに「さん」付けで呼び合う環境になり、なんとなく違和感を覚えました。そして、この会社にいても自分はこれ以上伸びないと、はっきり自覚しました。

出世というだけではなく、社会人、技術者として頭打ちだなぁと感じたわけです。

今思えば、その48歳の時が、会社を辞めるべきタイミングだったと思います。そこにいても、自分自身は何も変われないのですから。

でも、その時は何も考えず、会社に残ってしまいました。

会社が人生ではない

まだ48歳の頃は「会社がすべて」だと思っていました。60歳の定年まで働いて、もしかしたら65歳まで延長して、そして終わる。

まるで人生を終えるかのように、会社に勤め終わったら、ほぼ終わり。そんな感覚だったと思います。

20歳で入社して、先輩にくっついて客先へ行き、叱られながら言われたことをこなす。だんだん仕事を任されるようになり、いつしかリーダーとなり部下ができ、そして管理職に。

その期間は、会社の中でまだ自分を伸ばせていたのでしょう。「会社がすべて」だと思えるくらい集中して、夢中で。

もし、突然に自分の後輩が上司になっても、その気持が続いているなら、もっと自分を伸ばすことができるでしょう。

しかし、後輩の上司を「素直に」受け入れた時、その時が、「その会社」での「自分の能力の頂点」ではないでしょうか。

つまり、会社という枠にとらわれず、もっと自分を伸ばしたいと思うなら、その時が早期退職する絶好のタイミングと言えます。

40代後半になれば、今自分が持っている技術、経験だけで、仕事を乗り切ることはできるでしょう。

でも、会社は人生ではありません。死ぬまでを人生と考えれば、生きている間は、少しでも成長していたいですよね。

次の目標に挑戦するなら、一日でも早い方が良い

結局私は、来年には役職定年を迎える、愛犬が元気なうちに北海道まで車で旅行がしたい、その2つの理由で早期退職することを決断できました。

しかし、今考えても48歳からの7年間は、もったいない時間の使い方をしたと思っています。

その時から「会社」ではなく「人生」という尺度で考えられていたら、きっと次の目標を決めて、準備を始めていたことでしょう。

そうすれば、もっと早いタイミングで、会社を辞めることもできたかも知れません。

会社に入り、経験を積むことを決して否定しません。生きていく上での糧にもなります。私もいろいろなことを学ぶことができました。

でも、40代後半、50歳あたりが、会社から新たに学ぶものがほぼ無くなり、次に挑戦する良いタイミングではないでしょうか。

当たり前ですが、60歳より55歳、55歳より50歳の方が元気で、挑戦できることの幅も広がります。

まとめ

以前の記事で、健康寿命は思ったほど長くないことを書きました。

厚生労働省が発表した男性の「健康寿命」は72歳ですから、60歳から考えると12年しかありません。

一生続けられる、好きなことを始めるには、やはり心身ともに健康であることが大事です。

今考えれば、40代後半から準備を始めて、50歳というタイミングで早期退職し、新しいことを始めるのがベストだと思います。

たまたま私は、9歳になる愛犬が元気なうちにという理由付けで、早期退職するタイミングを得ることができました。

もし、これといった理由がなければ、50歳という年齢をそのタイミングにしてみませんか。

人生100年時代。ちょうど折り返し地点です。

リストラ、人員削減、早期退職に不安を抱いている方はこちらの記事をご覧ください。