『あなたのキャリアのつくり方』早期退職し、社会貢献活動でやり甲斐を!

定年前後の皆さん、こんにちは。
皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。
今回、浦坂純子さんの著書『あなたのキャリアのつくり方』を読みました。
この本の著者である浦坂さんは、もともと新卒の労働市場、つまり大学生の就職をテーマとして研究している人です。
そんな彼女が、同じ会社で定年まで勤め上げるという「普通に働く」ことが、今では普通ではなくなったと感じました。
そして、さまざまな仕事、働き方の中から、NPOで働くことを取り上げたのが本書です。
NPOとは、Non-Profit Organizationの略称で、直訳すると「非営利組織」ですよね。
テレビや新聞でよく目にするNPO法人というのは、NPOの中でも特定非営利活動促進法に基づいて、法人格を取得した団体。
NPO法人であれば、収益を社会貢献活動に充てる点は異なりますが、一般の企業同様に社会で活動することができます。
つまり、私たちのセカンドキャリアとしても、NPO法人という選択肢があるのです。
社会とつながりながら働くこと
生きるために欠かせない要素として「生計を立てる」、「社会との接点」があると思います。
食べる必要がありますから、生計を立てることは当然ですが、社会との接点なしには、人は生きることができません。
人間は自分のためだけに生きることは絶対にできず、言い換えれば他人のためにしか生きられないものです。
自分は何のために生きているのか?その答えを得るためには、他者、つまり社会と関わるしかないのです。
そういった意味で、NPO法人を見ると、そもそも社会貢献活動を目的としていますから、「社会との接点」については間違いないですね。
そして「生計を立てる」についても、ボランティアではなく、正規または非正規職員として働けば、収入を得ることができます。
一般企業より安い賃金になりますが、勤務形態など働き方の自由度は、NPO法人の方が高いと言えます。
さまざまな特定非営利活動
内閣府NPOのホームページを見ると、特定非営利活動として以下の20種類もの分野があります。
保健医療又は福祉増進、社会教育推進、まちづくり推進、観光振興、農山漁村振興、学術文化芸術又はスポーツ振興、環境保全、災害救援、地域安全、人権擁護又は平和推進、国際協力、男女共同参画社会形成促進、子どもの健全育成、情報化社会発展、科学技術振興、経済活動活性化、職業能力開発又は雇用機会拡充支援、消費者保護、各活動を行う団体の運営又は連絡助言、各活動に準ずる条例。
そして全国には51,768ものNPO法人が存在します。
これだけの分野と法人数があれば、自分が本当にやりたいこととマッチする団体に、巡り会えるかも知れません。
前にも書いた通り、すべてが何らかの社会貢献活動ですので、自分が働いた成果を、「誰かの役に立った」ことで認識することができます。
間違いなく、やり甲斐を感じることができるでしょう。
まとめ
私はいつも、自分が本当にやりたいこと、一生続けられることを見つけたら、今の会社を早期退職して、新しいスタートを切りましょうと書いています。
自分が本当にやりたいことって何だろう?
それがなかなか見つからない時、自分が住む地域にあるNPO法人を検索してみるのも面白いでしょう。
きっと、さまざまな分野の団体が見つかります。
その中から選んで、挑戦してみませんか?
誰かの役に立っていることを実感できれば、毎日の暮らしが、とても充実したものになることでしょう。
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