九州北部豪雨、そして平成30年7月豪雨に北海道地震。役立つ支援とは?

2018-07-10

氾濫する川。豪雨被害

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

2016年4月に熊本地震が起き、2017年7月には九州北部豪雨という集中豪雨が発生し、多くの被害がありました。

その傷も癒えないうちに、平成30年7月豪雨、北海道地震。

豪雨被害の発生直後から、被災地の状況が報道されていますが、あまりの凄まじい状況に、いったいどれほどの被害になるのか見当もつきません。

行方不明となっている方のご家族、家を離れて避難されている方、本当に辛いですよね。一日でも早く復旧し、もとの生活が取り戻せることを祈ります。

無事と復興を祈ること以外に、私たちができることは何でしょう?

災害ボランティアでの直接的な支援

まず思いつくのは、現地でのボランティア活動でしょう。

特に豪雨災害のときは、浸水した家に泥や瓦礫が流れ込んでいますので、それを除去する作業には多くの人手が必要です。

ただし、作業する際には、自分自身の安全も確保する必要がありますので、ボランティア活動保険の加入、長袖、長ズボン、ヘルメット、防塵マスクの装備など、事前の準備が大切です。現地にはモノや場所が無い、という前提で考えると、すべてのことを自己完結できる準備が必要ということですよね。

まず、災害ボランティア情報の確認をお勧めします。

また、熊本地震の際、課題として取り上げられましたが、全国から届く救援物資の仕分け、運搬というものが、被災住民の方の暮らしを助ける上で、大変重要なものとなります。

全国から支援物資を送っていただけるので、送り主の数、物資の量はものすごいものになりますが、受け取り側の体制が足りず、荷物をさばけない。

せっかく、自治体まで届いたのに、必要な方に届けられないという事態が起きるのです。

災害現場での作業、自治体での物資の仕分けなどを、バランスよく行うことが、復旧のスピードを加速させることになります。

どのような作業支援が必要か?何が不足しているか?という情報は日々変化していきます。各ボランティアセンターが発信する新着情報で確認しましょう。

募金などによる間接的な支援

赤い羽根共同募金日本赤十字社、各テレビネットワークなどでも募金の呼びかけが始まっています。

また、民間企業による支援の動きも活発で、コンビニエンスストアの店舗で、義援金の店頭募金の受付も行われています。募金したお金は、被災自治体を通じて、被害にあわれた方々の支援に役立てられます。

買い物をしたついでに、気軽に参加できる支援活動ですね。

また、個人的におすすめしたいのが、日本レスキュー協会への寄付です。

日本レスキュー協会では、広島県警の要請を受けて、災害救助犬や隊員の方が、広島県に向けて出動されました。私も犬と暮らしていますので、災害救助犬を応援したいという気持ちです。

様々な組織を通じて、被災された自治体へ募金することも素晴らしい支援活動ですが、災害現場で活躍する日本レスキュー協会のような団体に寄付することも、彼らの支援活動の資金となり、間接的にはとても良い支援になると思います。

まとめ

災害に対する支援方法は沢山ありますが、一番大切なことは、災害自体を、そして、まだ平穏な生活を取り戻せていない人々がいることを、忘れないことでしょう。

東日本大震災、福島第一原発事故、熊本地震、九州北部豪雨、そのほかにも、まだ避難所生活が続き、もとの暮らしに戻れない人が多くいらっしゃいます。

また、地域や交通も復旧できているのに、風評被害で客足が遠のいた観光地も多くあります。

私は熊本地震からしばらくして、大分県の久住ワイナリーへ行きました。ここのレストランは、ワンちゃんと一緒に食事ができるのですよ。

高速道路が復旧し、山道に少しだけ片側通行が残っていたものの、ドライブに支障はありませんでした。

しかし、ワインを購入する際にお話したお店の方からは、「地震で久住は危ないと言われ、お客さんが激減した」との言葉を聞きました。

災害直後に訪れることは、確かに危険だと思いますが、災害が起きたことを忘れずにいて、復旧したら訪問することも、長く続けられる支援活動だと思います。