50代サラリーマンに早期退職を勧める3つの理由

2018-06-22

地下鉄でつり革につかまる中年サラリーマン

私は早期退職制度を利用し、35年間勤めた会社を55歳で辞めました。

皆さんも役職定年、定年を迎えるにあたり、今後のことをいろいろと悩まれているのではないでしょうか?

この記事を読むことで、悩みに対する答えが見えてくるはずです。

なぜなら、いろいろな事実を整理すると、悩んでいる時間はあまり多く残されていないことがわかるからです。

この記事では、健康寿命のこと、今の会社に勤め続けるリスク、一生続けられる仕事のことなどを書いています。

読み終えたとき、あなたの心の中に「とにかく早く次のステージの準備を始めよう」という気持ちが沸き起こってきたら嬉しく思います。

もう50代、健康寿命は長くない!?

日本人の「平均寿命」は平成28年で男性が80.98歳、女性が87.14歳であり、男女とも香港に次いで世界第2位です。

しかし、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されている「健康寿命」はそれほど長くはありません。

平成30年3月に厚生労働省が発表した男性の「健康寿命」は72歳です。

57歳の私であれば、完全に健康な状態で生きられるのは、あと15年間しかないということです。

言い換えれば、15年間のうちに、それ以降の期間も含めて生活できる準備を、完成させなければなりません。

会社に35年間も勤めましたが、その半分以下の時間しか残されていないのです。

サラリーマンの継続は本当に安全なのか?

57歳の私は、現時点で65歳から年金を受け取ることができることになっていますが、すでに68歳から、70歳から・・・という話も出始めています。

年金を納める人よりもらう人が増え続ける超高齢化社会ですので、年金支給開始が遅くなるのは当たり前です。

65歳からは年金で生活できるから、それまでは今まで通りの会社勤めを続けようという考えは、本当に安全でしょうか?

65歳になる前に年金支給開始が70歳に延びて、70歳になる前に75歳に延びる、ということだって起こります。

その年齢になってから、新たなお金を稼ぐ準備を始めても遅いのです。健康寿命も迫っています。

そもそも、会社がこれからも雇ってくれる保証なんてありません。

本当にやりたい職業が今のサラリーマンですか?

ところで、皆さんは子供の頃の夢を覚えていますか?

私は文房具が大好きで、田舎町の小さな文房具屋さんへよく通いました。

そして自分も文房具屋さんになれたら、いつも好きなモノに囲まれて生活できて素敵だなぁと考えてました。

しかし現実は、学校から紹介された中から受験する会社を選び、35年間もサラリーマン生活を続けたわけです。

仕事は楽しかったので、後悔はしていませんが、本当に自分がやりたかったことを続けてこれたのかは疑問です。

学校を卒業する時には考えることが出来なかった「本当にやりたいことをやる」を、いまなら考えることが出来ます。

長い間生きてきて、社会を見てきて、いろいろな職業を知った今だからこそ、「本当にやりたいこと」を見つけられると思います。

元気な今こそ新しいことに挑戦しましょう!

どのタイミングで退職を決断しても、何かしらの問題はあります。

なるべく元気に動ける今こそ、新しい行動を始める時です。

私自身も、50歳になってから、田舎への移住を決意しました。

その頃から漠然と、住む環境を変えることで、新しい行動につなげたいと考えていたのかも知れません。

7年間住んでみて、街の雑踏を離れて良かったと本当に満足しています。

物理的にも精神的にも静かな時間が持てることで、「考える時間」を増やすことができたからです。

環境を変えることで、新しいアイデアも浮かびますし、新しい人間関係も生まれます。

お子さんが独立して、引っ越しできるタイミングなら、移住を考えてみることもおすすめです。

また、早期退職するにしても、定年まで勤めるにしても、退職後の暮らし方を考えることは、早い方が良いと思います。

たとえば、新しいことを実行するために、資格が必要かも知れません。

今のうちから資格取得し、準備しておけば、スタートもスムーズですよね。

これから始める新しいことは、きっと一生続けるものです。自分が本当に好きで、できれば世の中の役に立つことを、やってみたいものです。

私は大好きな犬と暮らしていますが、やはり犬の殺処分というものが許せません。

自分が行う新しい行動が、殺処分ゼロに貢献できるものであれば、本当に幸せだと思います。

なんだかワクワクしてきたあなた!

さぁ、新しい自分を探すプロジェクトを、私と一緒に始めてみませんか?