本気で戦闘態勢をとる安倍首相。防衛大綱を自分一人で改定するつもりか!?

2018-11-14

発射された迎撃ミサイル

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

日本の防衛力のあり方を示す「防衛計画の大綱」(防衛大綱)が改定されました。

過去にも定期的に改定は行われていますが、今回は事情が違います。

もともと2013年に、向こう10年程度を想定して改定していました。つまり2023年頃までは、改定が無い前提だったのです。

ところが、安倍首相は施政方針演説で「年末に向け防衛大綱の見直しを行う」と発言。

しかも、防衛省や自民党内で改定作業を進めるのが通例であるのに、今回は安倍首相の命を受けた小野寺前防衛相が仕切っています。

つまり安倍首相個人の考えが、防衛大綱に強く反映される形になっているのです。

なんだか危険な香りがしませんか。

防衛大綱見直しのポイントとは?

これまで行われた有識者会議「安全保障と防衛力に関する懇談会」によると、防衛大綱の見直しは次のようなポイントで行われます。

  • 中国、ロシア、北朝鮮に対する認識
  • 安全保障関連法成立後の日米同盟のあり方
  • サイバー、宇宙空間の脅威への対応
  • 弾道・巡航ミサイル攻撃への対処
  • 女性活躍、予備自衛官制度の充実など人的基盤

つまり、中国、ロシア、北朝鮮を「敵国」と見なし、米国と共同戦線を張る。ミサイル攻撃に対処するため、米国からイージス・アショアを買う、ということ。

そして一番怖いのは「予備自衛官制度の充実」。

皆さんは、予備自衛官制度をご存知ですか。日本には、即応予備自衛官制度、予備自衛官制度、予備自衛官補制度という3つの制度があります。

この中で、予備自衛官補の採用対象者は「自衛官未経験者(一般国民)」なのです。数10日の教育訓練はあるものの、普段は社会人、学生として生活し、有事の際には後方支援の任務に就く。

なんだか戦時中の「学徒出陣」って感じがしませんか。

その予備自衛官制度を充実させるって、一体どういうことでしょう。

安倍首相は「大本営」を作りたいのでは?

今回の防衛大綱見直しに、安倍首相の狙いが見えるものがあります。

それは、従来のように陸海空の自衛隊がそれぞれ対処するのではなく、宇宙やサイバーなどの新しい領域を含め「領域横断」による統合的な自衛隊の運用を重視するというもの。

つまり、戦時中の「大本営」を作るということでしょうか。

防衛大綱の見直し内容を見ていくと、太平洋戦争に向かって行った時の日本政府を思い起こさせます。

安倍首相は大本営、日本軍の最高統帥として、戦争を始める命令を出したいのではないかとさえ思えてきます。

そのためにも憲法9条を改正し、自衛隊の役割を明記、つまり正式な軍隊にしたいのでしょう。

憲法改正、防衛大綱改定を見ると、戦争の準備を始めているとしか思えません。

また、自衛隊による敵基地攻撃能力の保有を唱える稲田議員を総裁特別補佐に抜擢するなど、「仲間内」で好き勝手に進めたい気持ちが見えてきます。

まとめ

当たり前のことですが、もう二度と戦争などしてはいけません。

国民皆んなが判っていることですが、最近の安倍政権を見ていると、国を守る役割を超えた「軍隊」を準備しているようにしか思えません。

これからの2年間は、安倍首相にとって最後の2年間になります。

自分がやりたいこと、理想とすることを、無理にでも実現させようとするでしょう。

しかし、それは決して、私たち国民が望むものではない可能性が高いのです。

私たちはこれまで以上に安倍政権の動きに気をつける必要があります。

そして、本当に駄目な時は、躊躇せずに「安倍政権NO!」を訴えましょう。