退職して実感するコミュニティの重要性とは?

2018-06-24

桜の木の下に集まってラジオ体操をする人々

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

サラリーマンは会社が命、会社が人生、なんて言いながら、家のことはモチロン、ご近所とのお付き合いも奥様に任せっきりになっていませんか?

会社という組織に所属しているときは、時間もないので仕方なくということもあったと思います。

しかし、退職すると「無所属」です。コミュニティの重要性を理解し、今のうちに地域、ご近所との関りを持つことをお勧めします。

「会社」とは閉鎖的で独特な組織

私もそうですが、すっと同じ会社に所属していた人は、その会社の「独特なルール」を普通と感じています。

また、他社とは決して交わろうとしないため、とても閉鎖的な社会になってしまいます。

お隣、ご近所で他の会社に勤める人の話や噂を聞いて、自分が勤める会社との違いに驚いたことがありませんか?

私なんか、そもそも、そんな仕事があったんだ!と驚くこともたびたびです。

自分の経験に基づく「常識」が、たった数軒離れた家、人から見れば、とんでもない「非常識」かも知れません。

コミュニティとは多様性

地域、集落、マンションの管理組合、ご近所と様々な単位のコミュニティが存在します。

しかし、すべてに共通して言えることは、会社の中の「社員」には無い多様性です。

会社では同じ教育を受けてきた社員が、ほぼ同じような経験を積み、その経験をもとに部下を指導します。

同じ環境の中で、同じような社員が作られるのは当然であり、ある意味では統率が取れているといえるでしょう。

しかし、コミュニティに共同体意識はあるものの、各人の経験はバラバラであり、上下関係も存在しません。

集まって話し合いをしても、あまりの意見のギャップ、価値観の違いに驚き、結論が出せないことも多くなります。

多様性から新しい自分を発見

サラリーマンとして考えると、結論が出ない会議なんてやりたくないですよね。

自分から見てズレている意見をいう人には苛立ちを覚えることもあるでしょう。

しかし、その場で会話を続けるうちに、本当の自分の考えというものが少しずつ判るようになってきました。

「結論ありき」の会社の会議で、当たり障りのない意見を言っていた自分とは違い、上下関係、利害関係を抜きにした本当の自分の気持ちが見えてきたのです。

まとめ

会社組織とは異なるコミュニティに参加することで、年齢も経験も異なる人と関りを持てます。

多様性に触れることで、自分の本当の気持ち、新しい可能性が見えてきます。

退職後に挑戦したいことも、コミュニティでの会話から生まれるかも知れません。