森永チョコフレーク今年夏で生産終了。スマホが原因じゃ悲しすぎる!

定年前後の皆さん、こんにちは。
皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。
新聞にとても悲しい記事を見つけました。森永製菓が「チョコフレーク」の生産を、2019年夏までに終了すると発表したのです。
あのチョコフレークですよ!
「モ・リ・ナ・ガ チョッコ フレーーク!」そして天使が振り向き「ピ、ポ、パ、ポ!」ってCMでしたよね。
1967年の発売ですから、私が5歳の時です。最初は箱に入って売られてました。
実はチョコフレークには、ものすごく強く心に残る思い出があるのです。
1970年の3月、小学校1年生が終わる日。4月から転校が決まっていた私は、大きな箱に森永チョコフレークを数十個、1年1組のクラスメートの数詰めて、学校へ持って行きました。
教室の後ろの方で、みんなにチョコフレークを配り、お別れを言いました。
ものすごく悲しい思い出ですが、最後に友達に配りたくなるほど、森永チョコフレークは素敵なお菓子だったのです。
母に買ってもらえた時は、嬉しくて、手や口の周りをチョコレートでベタベタにしながら、夢中で食べたものです。
しかし、それが生産終了の原因になってしまうとは。
スマホに合わないものは全部消える!?
最近はカカオ含有率70%とか、健康志向のチョコレートが増えて人気ですよね。実際に我が家でも、そんなチョコレートを買うことが多くなりました。
そういうチョコレートの進化というか、流行で、昔ながらのチョコフレークが落ち目になったのであれば、仕方ないかと思います。
しかし、森永製菓によれば、手がベタベタになるチョコフレークは、スマホを触りながら食べるのに向かないため、売れ行きが落ち込んでいたと言うのです。
なんか変でしょ?
チョコフレークってものは、触ったらすぐに溶け、手や口の周りにチョコレートをいっぱいつけて味わう(?)ものです。
それがチョコフレークの食べ方で、美味しさだと思います。
チョコフレークを買った人は、チョコフレークが食べたくて買ったのですから、ベタベタで食べるつもりじゃなかったのでしょうか?
チョコレートを食べる、テレビを見る、本を読む、もしかしたら食事をするのも、それだけに集中するってことが、なくなったのかも知れません。
何をするにも、スマホは触っているってことですかねぇ。
チョコレートの方がスマホに合わせる
実は、森永製菓には独自の「焼きチョコ技術」があります。
これはチョコレートを焼いて形を保持する技術で、夏の暑さでも溶けず、ベタベタせずに食べられるチョコレートを作ることができます。
以前にはその技術を使った「焼き小枝」が発売されたことも。
このチョコであれば、スマホを触りながらでも食べられそうですね。
いつもスマホを触っていることが前提であれば、チョコレートと同じように、身の回りのモノがすべて、スマホに合わせて変わっていくのかも知れません。
なるべく両手をふさがないように進化するのでしょうか。
料理をするにも、片手だけで済ませられるように、調理器具やコンロだけでなく、食材そのものの形も変わっていくのでは。
魚の味がする、手で触ってもヌルヌルしない固形物。電子レンジでチン!したら、焼き魚の出来上がりとか。
味加減も調整済の、お鍋に入れるキューブなどは、まさにそんな未来を予感させます。
まとめ
20年近く前ですが、私の両親、兄家族と一緒に、レストランへ食事に行ったことがあります。
その時、甥っ子が、食事中ずっとゲームボーイを触ってました。
兄のお嫁さんは「食事中はダメよ」と軽く言うだけで、子供はやめるはずもなく、結局お店を出るまでゲームを続けてました。
そのレストランは佐賀県の唐津にあり、魚も肉料理もとても美味しかったのですが、ゲームに夢中な彼は、何の味も判らなかったことでしょう。
スマホは電話であり、カメラであり、情報機器です。
いつも傍らに置いておきたい存在ですが、美味しいものを食べる時くらいは、そのことに集中しても良いのではと思います。
自らの反省も込めて。