あなたも加齢臭がしています!嫌われる前に防ぐ3つの方法とは?

2018-09-30

鼻をつまむ女性

「加齢臭」ってご存知でしょうか。

子供の頃は「大人の匂い」「おじさんの匂い」として認識していたかも知れません。

言葉としては知っていても、自分自身に関係するものなのかよくわかりませんよね。

しかし、この記事を読めば、間違いなく我々「おじさんたち」が加齢臭を放っていることを理解できるはずです。

なぜなら、年齢を重ねれば、つまり加齢すれば、加齢臭がすることは当たり前のことですから。

ただ、当たり前だからといって、放って置いては危険!

会社の同僚やお客様、とくに女性から陰で「臭い!」って顔をされるのは嫌ですよね。

この投稿を読み終えたら、あなたも加齢臭を防ぎたくなるはずです。

汗をかかないこの季節、あなたの加齢臭が職場で目立っているかも知れません。

よほど臭くない限り、自分の加齢臭には気づきません

犬と散歩する中年男性

突然ですが、自分の匂いって感じたことがありますか?

スポーツをしたり、外で作業した時、いっぱい汗をかけば、さすがに汗臭いと感じることはありますよね。

しかし、先日、愛犬と散歩へ行った時、唐突に妻から「なんか臭いね」と言われてしまいました。

朝起きて、そのまま散歩に出たので、Tシャツを着替えていなかったのはたしかです。でも、自分では臭いなんて思っていなかったのです。

「臭い」と言われるのは、結構ショックですよね。

考えてみれば、私も50代後半ですので、加齢臭ってヤツが発生しても不思議ではありません。

しかし「臭い」とは言われたくありません。

今回、加齢臭の原因と対策を調べてみましたので、紹介しますね。

そもそも加齢臭の原因って何?体の酸化で発生するノネナールです

歳をとると、体の中で酸化反応が起こりやすくなります。そして、酸化反応によりできる物質が、加齢臭の原因です。

つまり、歳をとれば加齢臭がすることは、当たり前のことなのです。

これでは、対策も判りませんので、もう少し詳しく調べましょう。

加齢臭の原因となるのは「ノネナール」という物質です。歳をとり、体内で酸化反応が起こると、9-ヘキサデセン酸と呼ばれる脂肪酸と、過酸化脂質という物質が増えます。

9-ヘキサデセン酸と過酸化脂質とが組み合わさると、加齢臭の原因であるノネナールができるのです。

つまり、体内の酸化反応を抑えれば、ノネナールの発生も抑えられるってことですね。

また、酸化からノネナール発生までの反応は、毛穴の根元である「皮脂腺」という場所で起きています。

「皮脂腺」って、なんだかご存知でしょうか。

人間の身体には、腺と呼ばれる細胞の集まりが無数にあり、有名なものが、汗を発生させる汗腺と皮脂を発生させる皮脂腺。

皮脂腺から分泌される皮脂は、私たちの皮膚に潤いを与え、保護してくれます。

とても大切なものですが、皮脂が酸化すると、匂いの発生源になってしまうことに。

つまり、皮脂腺を清潔にして、皮脂を正常にすることで、潤いを保ち、匂いの発生を抑えることができるのです。

体内の酸化反応を抑え加齢臭を防ぐには「抗酸化物質」が必要

化学反応

まず、ノネナールの発生を抑えるために、体内の酸化反応を抑えましょう。

私たちは生きるために酸素を利用していますよね。酸素を利用すると、同時に活性酸素が体内で発生します。

実はこの活性酸素が悪いヤツで、細胞を傷つけ、老化、がん、シワ、しみ、そして、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化など生活習慣病の原因にも。

つまり、活性酸素から体を守ることが大事で、これを「抗酸化作用」と言います。よく聞く言葉ですが、抗酸化の働きは歳をとると低下してしまうのです。

では、どうやって抗酸化作用を起こすか。ここで有効なのは「身代わり作戦」です!

抗酸化物質という酸化されやすい物質を身代わりにして、私たちの体が酸化されるより前に、酸化の犠牲になってもらおうという作戦。

抗酸化物質自身が先に酸化されることで、私たちの体は酸化から守られ、細胞は無傷でいられます。

ところで、抗酸化物質は何に含まれているのでしょう。代表的なものは以下の通り。

  • 緑黄色野菜に含まれるβ-カロテン(ビタミンA)
  • 野菜、果物、芋類(ビタミンC)
  • 植物性油脂、ナッツ類、かぼちゃ(ビタミンE)

まぁ、一言でいうと「野菜をしっかり食べなさい」ってことですね。

厚生労働省が推進する健康作り運動「健康日本21」では、健康増進の観点から1日350g以上の野菜を食べることを目標にしています。

皮脂腺を清潔にして、正常な皮脂を保つことも加齢臭防止に有効

私たちの皮膚に潤いを与え、保護してくれる皮脂ですが、どのように体外へ分泌されているのでしょう。

まず場所ですが、毛穴を通して皮膚の表面に皮脂を放出する皮脂腺は、頭皮にもっとも多く存在しています。

次に皮脂の分泌量が最も多くなる時間帯は深夜0時です。18時頃から深夜0時に向け増加していく傾向にあります。

深夜に、頭皮から多く分泌されるので、枕が臭くなるってことですね。

また、季節としては夏場に分泌が多くなりますので、暑い時にベタベタするのは、汗のせいだけではなく、皮脂の影響も大きいのです。

さて、肝心な皮脂腺での酸化反応ですが、実は毛穴をふさぐことで起きてしまいます。

私たちの皮膚には角質や皮膚が剥離した物、細菌や汗の残りなど、多くのものが付着。これらの物質が、毛穴をふさいでしまうと、皮脂は皮膚表面に出てこれず、酸化してしまいます。

しかし、皮脂は私たちの皮膚に潤いを与え、保護してくれるものですから、ゴシゴシ洗って無くしてしまっても駄目。

「肌の潤いを保ちながら、毛穴の汚れを落とす」ボディソープや洗顔料を使いましょう。「頭皮ケア」シャンプーも有効です。

また、シャンプーやリンス等のすすぎ残しも肌への付着物です。それを防ぐために、体は最後に洗うことをおすすめします。

加齢臭防止のためとはいえ、大量の野菜を食べるのは無理!

ここまで調べてきましたが、野菜を350g以上食べるとか、肌の潤いを保ちながら毛穴の汚れを落とす、頭皮ケアとか。以前から聞いたことがあるような。

まず、野菜350gって、とんでもない量ですよ。大きなボール一杯の野菜を毎日食べてたら、草食動物になってしまいそうです。

加齢臭防止だけでなく、健康にも良いってことは十分理解できますが、無理なものはムリ。

それから、肌の潤いを保ちながら、毛穴の汚れを落とすボディソープや洗顔料、頭皮ケアシャンプーですが・・・使ってます、もうすでに。

ゴシゴシ洗わないように、泡立ちの良いタオルを使ったり、体は最後に洗ってますし。

バス・シャワー用品って、男性向けとして出されたものは、ほとんどがこの辺りを考えてますよね。

毎日野菜を350g食べるのは無理だし、頭皮や体は、それなりにキレイにしているつもりだし。

なんだか行き詰まってしまいました。

すぐに加齢臭を消したい!そんな人には心地よい香りの「お香」が最適

心地よい和室

とりあえず、野菜を十分にとれていないことは間違いないので、野菜ジュースでも飲みますか。

カゴメの「野菜一日これ一本」は、30品目の野菜350g分をぎゅっと濃縮してるので、野菜由来の食物繊維、カルシウム、β-カロテン、リコピンが補給できるそうですよ。

まぁ、あくまでも野菜に含まれる成分を「野菜350g分」詰め込んだわけで、厳密に言うと「野菜350g」を食べるわけではなく、まったく同じ効果があるかは判りません。

日頃から野菜不足だって認識している人は、まず野菜ジュースから始めても良いでしょうね。

いずれにしても、毎日野菜ジュースを飲んでも、体内の酸化反応がすぐに止まるわけではありません。気長に続けましょう。

そんな気長に待てない!この記事を読んでるうちに、なんだか加齢臭が気になってきたって人は、やっぱり香りで誤魔化すのが手っ取り早いかも。

今は男性用コロンもたくさんの種類が揃っています。

ただ、私は駄目でした。デパートのエレベーターに乗ったら、女性の化粧品の香りで気分が悪くなるのですが、やはり男性用コロンも不自然な香りがして、なんとも馴染めません。

妻と一緒に買いに行きましたが、「うーん」という評価(?)でした。

そんな私が、やっと見つけたのがお香です。

「お香!?ジジ臭い」って思う人もいますよね。ところが今、一番新しい香りとして「お香」は静かなブーム。

体に塗るお香や匂袋など、いつも自分と一緒にいられる「お香」があるんです。

自分が香りを付けていると言うよりも、落ち着いた和室、畳の部屋にいるという感覚。

妻の評価も上々で、「心地よい空間にいる感じ」なんて言われました。

すでに加齢臭が気になっている人、もしかしたらと心配な人も、お香はおすすめです。

もし、加齢臭がなくても、「心地よい空間にいる感じ」って言われるだけで、損はしませんよね。