『人間は9タイプ』自分のタイプを理解してから早期退職し、起業や転職を!

2018-07-29

十人十色のイメージ

定年前後の皆さん、こんにちは。

皆さんが抱える悩みや気になることを、私と一緒に解決していきましょう。

今回、坪田信貴さんの著書『人間は9タイプ』を読みました。

坪田さんは、映画にもなった「ビリギャル」が通った、坪田塾の塾長です。

坪田塾は、入塾時に学年ビリだった子供が15%もいます。全員に90個の質問をして、「9タイプ」のうち、どの性格に属するかを確認するそうです。「十人十色」と言いますから、「9タイプ」の性格判断って、ちょうど良い分類数かも知れません。

タイプが判れば、そのタイプに足りないところ、弱点には目をつぶり、長所に注目して、さらに伸ばすよう指導するそうです。高校2年夏の全国模試で、偏差値30だった「ビリギャル」が、たった1年後に慶應義塾大学に合格したのですから、確かに効果がある指導法と言えるのでしょう。

さて、これから大学受験ってことは、ないと思いますが、私たちは自分のタイプを知ることで、何に活かせるのでしょう。

転職や起業のタイプ別アドバイスもあります

この本の構成は、とてもシンプルです。

第一章のタイプ別・取扱説明書では、9タイプの判定方法、各対応ごとの取り扱い、つまり長所、弱点、付き合い方などが説明され、”現在の”職場での仕事上の悩み、人間関係の悩みを解消するためのアドバイスが、紹介されています。

第二章の”働く”ことにまつわる苦痛の解消法では、タイプ別のおすすめ職種、転職、起業のアドバイスなど、「仕事上の悩み」、「職場での人間関係の悩み」を解決する方法として、転職や起業を考えるほうが良いケースについて、タイプごとのアドバイスが、わかりやすく書かれています。

坪田さんは、この本の中で、1つの職場に依存する生き方は、非常にリスクが高くなっていると指摘します。転職、起業という選択肢を、ぜひ前向きに検討して欲しいと。

今、日本では、歴史ある大企業であっても、経営危機に陥ったり、大量にリストラが実行されており、まさに変革期を迎えています。変革期にある現代において、就職先に安定を求めることは、「1つの大きな存在に依存をするリスクを負う」ということになります。

つまり、「企業の名刺」だけで生きていては、それがなくなった瞬間、いきなり、依って立つものが消え、圧倒的に不安定になるでしょう。

常に、転職や起業を意識して、自分自身の「職歴の自由」の確保に向けた準備に、すぐ動き出すことをすすめています。そのときに、この本にあるタイプ別のアドバイスが、活きてきそうです。

9タイプ診断テストをやってみました!

さっそく、9タイプ診断テストを、私もやってみました。

本の先頭に、「90問質問紙」がついており、紙にチェックを入れることでも、タイプ診断は可能ですが、インターネットでの質問回答が断然に楽です。「質問紙」には、インターネットでのアクセス先も記載されています。

スマートフォンで、90の質問への回答をしたところ、私のタイプは「調停者」でした。

調停者タイプは、平和と調和が好きな、ゆったりマイペースな人です。協調性が高く、周囲と仲良くやっていくことに、心をくだいています。いっぽう、「競争心」や「目標達成への意識」には欠ける面があり、出世などは、あまり目指しません。事を急がず、「ま、いいか」と、楽なほうに逃げがちになることもあります。

わぁー、なんだか、元サラリーマンとしてはダメダメですね。目標達成への意識に欠けて、楽なほうに逃げるなんて・・・。

”向いている職業”にも、「競争原理を基本とする資本主義社会には、ありません」なんて、悲しい記載がありました。まぁ、どんな組織にも1人は居たほうが良い、「緩衝材」、「潤滑油」としては使えるそうですから、会社では、なんらかの役に立っていたのだ、と1人で納得しておきます。

この本は、とても面白いので、ぜひ皆さんにもおすすめしますが、タイプ診断を見て、ショックを受けないようにしましょうね。

まとめ

ところで、サラリーマンとしては、非常に情けない「調停者」タイプの私ですが、転職、起業のアドバイスには、いったい何が書いてあったでしょう。

転職や起業を考えるなら、まずは今の職場で「リーダー的な存在になる」努力をしてみてください。

社内での実行が難しいなら、出会った人たちの不満を吸い上げて、理想のサークル作りを目指してみましょう。その上で、何らかの成果、実績を出していきましょう。

うーん。やはり、早期退職する前に、この本を読むべきだったようです。まぁ、「緩衝材」、「潤滑油」として生きる道を、なんとか探ってみたいと思います。

皆さんは、いまのうちに本を読んで、将来に備えてくださいね!

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